地域包括ケアシステム

Category : 介護支援

人口の減少

ここまででも何度か紹介したとおり、日本における高齢化の勢いというのは他に類を見ないようなスピードとなっています。
現在でもすでに老齢者人口が多い状況ですが、この状況は2020年頃をピークに更に悪化していくことが考えられています。
何より大きな問題となるのが「人口減少の始まり」です。

2015年現在、まだ人口はかろうじて横這いを維持しています。
しかし、少子化の問題と高齢化の問題が重なることにより、これが2020年頃から現象に転じると考えられています。
その関係上、人口における老齢者の割合はさらに増加し続けることが既定路線であり、必要な介護労働者人口が増加することも見込まれています。
このような状況を静観していれば、いつか老齢者にとっても若年者にとっても苦しい未来が訪れることは間違いありません。

この状況を打破するために行われているのが「地域包括ケアシステム」の実現への動きです。
これは厚生労働省を中心にして行われているもので、平成37年、2025年を目処にして「高齢者の尊厳を保持しつつ、自立的な生活を行えるような支援を行う」ことを目的としています。
さらに「可能な限りその人が住み慣れた地域で、自分らしい生活を行うことが出来る」ということも目標として添えています。

このような条件が付随されてることになったのは、現在の介護人口が地域によって大きな偏りがあることが原因です。
東京のような大都市においては比較的介護人口が充足しているのに対して、地方においては全く足りていないという状況があります。
これを解決するためのシステムとして考えられているのが地域包括ケアシステムというわけです。

具体的な内容

ここまでの内容だけでは、あたかも夢物語のような地域包括ケアシステムですが、実際にはどのような活動でもってこれを実現しようと考えているのでしょうか。
これについてはその名前の通り、地域全体の施設が協力をしあうことによって介護を行うことによって実現することが考えられています。

まずは「生活支援」と「介護予防」の仕事が第一にあります。
これは老人クラブやボランティア、NPOなどの活動によって支えられています。
目的として、出来るだけ介護を必要とする人を少なくするためなのです。

次に「病院」の仕事があります。
病気になってしまった時に、どのような対応をするかによってもその後どのような症状が残るのかが違ってきます。
急性期病院や亜急性期病院、リハビリ病院などが中心となって連携を行います。

そして最後に「介護」の仕事があります。
こちらでは在宅系サービスや施設サービスなどが組み合わさって協力をすることになります。
介護予防サービスもこの中にも含まれています。