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在宅介護の方法ー様々な介護者

介護をする上で考えたい事

介護をする必要が家族の中で出来た時に、まず考えなくてはならない事は、誰が主体となって介護をするかを決める事となります。
そしてメインの介護者が決まったら、それをフォローする体制を作ることも大切だと思います。
具体的にはメインの介護者に全ての仕事を任せるのではなく、家族で仕事を分担する事が介護生活を送っていく家族にとって大切でしょう。
家族で仕事を分担する事は、家族全員で要介護者を気遣い思いやる心が芽生えて、皆で介護についての話し合いを持つ機会も得られると思います。
家族の連帯感が生まれ、改めて家族の「絆」を感じられるようになるのではないでしょうか。

しかしながらこれらの介護体制はあくまでも理想論であって、実際には唯一の家族が要介護者である場合もありますし、他に介護者と成り得る家族がいても皆自分の生活で手一杯で、メインの介護者に任せ切りになっている方が現実問題としては多いのではないかと思います。

デイサービスの利用も一つの手

そんな時にはデイサービス等を利用する事も1つの方法です。
在宅介護はゴールの見えないものである事から、とても孤独に感じる事もあるのではないかと思いますが、100%を家族で介護をするのではなく、なるべく介護保険の範囲で利用出来るサービスを使う事は賢い介護の有り方でしょう。
そして、介護福祉士やケアマネージャーに介護についての相談をする事もまた孤独感から開放される方法でもあります。
介護についての問題を改善できるのと同時に、悩みから開放されるきっかけが作れるかも知れません。
どちらにしても在宅介護とは、1人の介護者が頑張るのではなく、皆の手を借りて行う事が最も大事な事であると思います。

前述でも触れましたが、唯一の家族が要介護者である場合を「シングル介護」と呼びます。
これは未婚の人が一人で両親等の介護にあたる事を言うのです。
実際は生活の為に自分の仕事を持ちながら介護にあたる人が多いようですが、中には親が認知症となった場合に仕事を辞めて1日中親の介護をしなくてはならないという状況になってしまう人もいます。
その結果、介護保険の1割負担分でさえも支払いが出来ないくらいに生活が困窮してしまうという可能性もあります。
そのような状況になってしまうと、介護サービスを受けられないという事に直結して行くのです。
そして、1人きりで介護をしなくてはならいないという状況になります。

かと言って仕事を続けながら頑張って介護を両立しようとすると、肉体的にも精神的にも介護者のキャパシティーを越えてしまうという事にも成りかねないと思います。
在宅介護の有り方を考える時に、同時に「施設介護」を選択肢に入れておくことも大事な事なのではないでしょうか。
親は子供の幸せを望むものであり、子供の幸せがそのまま親の幸せであると思うものだと思います。
子供の人生を親の介護に費やす事は親としても望む事ではありません。
いつ自分が介護者となるか分からないという不安も出て来るものと思いますが、その時にはどう介護をしていくのか予め考え話し合っておく事も大切であると思います。

何にしても誰かに相談をするという事は、孤独感から開放される唯一の方法でしょう。