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認知症について

要介護でも認知症は目が離せない

在宅介護を行う上で最も大変な要介護者の症状は「認知症」であると思います。
寝たきりの家族の介護も勿論大変ではありますが、認知症の症状がでると「徘徊」と言われるものが始まります。
突然家を飛び出して行ってしまって、迷子になってしまうというケースが多く、その都度捜索をしたりご近所に迷惑をかけてしまう事もしばしばあるようです。
酷くすると迷子になって警察のお世話になる事もありますし、交通事故に遭う心配も出てきます。
このような症状が出ると家族は片時も要介護者から目が離せなくなります。
そのような状況になってしまうと、介護をする人は自分の時間を全くもてないという状態になってしまうのです。

この認知症の症状は脳血管性のものやアルツハイマー型のものやその他にあといくつかの種類があります。
主な症状は徘徊の他にも沢山あり、記憶力の低下や理解力、判断力の低下が挙げられますが、それと同時に介護者を悩ます症状は、「見当識障害」と言われています。
この障害は時間や場所の認識や把握が出来なくなる事です。
いつ何処で何をしたかという事の把握が出来ていないので、当然記憶にも残っていない為に、同じ事を何度も聞いたり話たりしてくる事がこの症状の顕著に現れるところです。
感情のコントロールが難しくなる事から、怒りっぽくなったりする人もいますし、興奮をして家の中で暴れるという症状の人もいます。

この症状の治療法は進行を遅らせる為に薬を飲む事しか現在のところ方法は無いようです。
早めに病気に気づく事ができれば、それだけの症状が出る前に進行をくい留める事が期待できます。
その為には今まで普通に行っていた事が突然出来なくなったり、いつもと違う行動を取るようになったと感じたら、早めに医師の診察を受ける事が大切です。
認知症の患者さんは自分が認知症である事を認めない事が多いようなので、病院で診察を初めて受ける時にはとても抵抗を感じる事も多いようです。
なんとか説得をして病院に是非早めに連れて行きたいものでしょう。

近所との協力体制が大事

認知症となってしまった家族の介護をする上では前述のような事が考えられますが、その他にも近所にも認知症の患者が居る事を事前に知らせておいて、理解や協力をお願いするのも1つの方法のようです。
近所に家族の病気の事を知られてしまう事に抵抗を感じる事もあると思いますが、要介護者の家族の為、そしてご自分の介護疲れを予防する為に勇気を出して知らせる事は大切な事であると思います。
徘徊をしているところを目撃した時には、教えてくれる事も期待出来ます。

認知症に対する知識を持っていても実際に家族の突然の変化にはなかなか対応できないものでしょう。
そんな時には福祉の専門家に相談をする事で、少しは気持ちが楽になるのではないかと思います。
病気の事は医師に、それ以外の生活の事についてはケアマネージャー等に相談をする事が、認知症の家族の在宅介護を乗り切って行く最良の方法であると思います。